アシステッドハッチング(AHA)とは
受精卵は透明帯という膜につつまれて発育します。受精卵は胚盤胞まで発育すると、着床する前に胚の周囲を取り巻く透明帯から脱出します(孵化:ハッチング、Hatching)。しかし、はじめから透明帯が厚い場合や形成異常が見られる場合はハッチングできない事があります。また、胚凍結や加齢によっても透明帯が硬く変質すると言われています。そのような場合、受精卵は子宮内膜に着床することができません。そこで、レーザーや薬品、針、刃物を使用して透明帯の一部に穴を開けたり、薄くしたりして着床を促進する方法に孵化補助術(Assisted Hatching: AHA)があり、多くの不妊治療施設において行われています。
当クリニックでは最新のレーザー設備を整え、レーザーによるAHA(LAHA)を行っています。レーザーを照射し透明帯の一部をカットするAHAは、細胞のDNA損傷を起こしにくく、安全性が高いと考えられています。当クリニックでは胚移植反復不成功や、透明帯が肥厚している症例、胚凍結や加齢による透明帯硬化の疑いのある症例に施行しています。ただし、透明帯と胚の細胞が近接している場合や既に大きくハッチングしているなど、行えない場合や不要な場合もあります。AHAによって一卵性双胎が増加するとの報告もみられますが、当院では自然妊娠と比較して、単一胚移植の一卵性双胎の増加は今のところみられません。
AHAは保険診療で行うことが出来ます。
クリニック概要
峯レディースクリニック | |
東京都目黒区自由が丘2-10-4 ミルシェ自由が丘4F | |
東急東横線、大井町線「自由が丘駅」徒歩30秒 | |
03-5731-8161(予約制) | |
不妊症治療、不育症治療、ブライダルチェック |
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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8:30~ 11:30 |
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15:00~ 18:00 |
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★院長と非常勤医師の2診体制となる場合がございます。
土曜日は比較的混雑いたします。お待ちいただくこともありますのでご了承下さい。
当院は不妊・不育治療のクリニックですので、お子様同伴でのご来院はご遠慮願っております。
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